お客様から電話。
「ピアノの音がビンビンしている!!
あぁいつもの共鳴かしら・・
お客様からの共鳴のクレームというのは時々ある。
なりやす箇所はピアノの譜面台、屋根など蝶番、鍵穴、アクションのネジのゆるみ、外装関係、お部屋、様々。
これも経験を積む事に音の種類とカン!でわかるもの。でも結構厄介ものなのです。
で・・今回の共鳴。早速音を鳴らしてみるとビィィンビンビン・・なんと!!今まで聞いたことない様な勢いでなっています 😯
きゃあ・・なんじゃこれ・・ん~どうも響板関係か?様々な可能性をしらべたが、解消しない!!はて 😥
鳴っているのは、最低音の6key分。ちょうど弦の上に金属物があたっているような音。
ん~わかりました 😆 写真は低音弦の画像なのですが(これは新しい弦なのできれいですが)
年数がたってくると、シミがついている場合があります。錆とはいかないけれど、何らかの液体がかかったのでしょう。それが腐食し銅線をビビらせていたのです。
でもこれは稀なケース。シミのついた弦は数あれど、ここまで雑音が出ているケースは少ないです。
今回は最低音部でしたので、少しボン線ぎみにして弦のテンションを弱くして対処しました。
完全に治すには交換です