整調という作業

先日の作業。
カワイの消音付アップライトピアノ。

先日、調律後にお客様とのお話の中で、、。
タッチに納得されていない、、。そんな感じが受け取れました。
とても繊細かつ素敵な演奏される方です。

ピアノのほうは初期の消音ユニットがついているということもあり、責めの調整ができないので、私自身は諦めムードあり。

でもお客様はピアノに可能性を感じていらっしゃる。。

実際、動きの寸法をチェックするとかなりの変化がありました。
やはり、ピアノは木の楽器ですので、(もちろん充分に、シーズニングしてあります)
変化があります。
これも個体差があります。シーズニングがあまいピアノは歪みが多くでたり、チューニングピンが緩くなったりします。

今回気になった鍵盤が乗っている棚板は、年数が経つと真ん中が下がる場合が多いです。
でもなぜか今回のカワイさんは、真ん中は下がらず、両脇が沈んでいました。
カワイの七不思議のひとつりですかね♪

消音機能の為、ハンマー部分の調整は諦めて、とりあえず鍵盤の高さ、深さ(かなり浅くなっていました)の調整を主に行いました。

基準値+カワイに合った寸法で合わせました。

結果、、とてもとても良くなりました。
タッチはもちろん、音色にも変化があったようです。

調律とは別に、何年かごと定期的に整調も必要だと改めて感心する結果でした。

ピアノ演奏の表現を広げたい方、調律+整調を行いませんか♪

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