ヤマハ 1963年

左肩にYAMAHAのロゴがあるタイプ。
結構好きな方がいらっしゃる、密かに人気のタイプです。

60年経っているので、状態が悪かったり、見た目は良いが、響板が沈んでいるピアノも多いです。

この辺りの年代は、U3とU1の品質の違いがとても大きいです。(断然3のほうが良いです)
Hになると、Hのほうが優れている個体もあるくらいなのですが、、。

こちらのU3、
響板の沈みもなく、中の状態も美しい、もちろん木材の質も良いということ、、
でもハンマーが硬く(硬化剤が塗られていたよう)
音が非常にキンキンと硬い。しかし響板は良い!
と言う事で、2年ほど前にハンマー交換をしました。
レンナー製です。

先日調律に伺いましたが、交換当初より、素晴らしく音色が良くなっていました。
もちろん、師匠直伝の本体の手入れもしています。

古いピアノのほうが良いと、ネット情報などであり、お客様もそう言われる方が多いですが、全部が全てというわけではありません。

なかなか出会えないものです。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ にほんブログ村 音楽ブログ 楽器・音楽機材へ
This entry was posted in 調律日記. Bookmark the permalink.