今は無き富士楽器の主力ブランドのピアノ。
あまりお目にかからないけれど、私は担当三台目。
今回のベルトンは鍵盤も上質の象牙、ハンマーもドイツ・レンナー製と高級機種でした。
しかし設置場所の影響で完全に過乾燥になっていました(>_<)
アクションのネジのすべての緩み・・
尋常でない音の狂い・・鍵盤は加湿器のせいで動きが悪い・・・
いやはや。いくらいいピアノでも環境、調整は絶対なのです。
ピン板(チューニングピンを保持している・ささっている板)も乾燥でかなりゆるくなっています。
ですが、ルーズピンを甘くみてしまい、通常の調整では持たず、次の朝一番にクレームの電話・・・
今回の失敗はお客様に対して説明不足とピアノの状況を楽観視しまったこと。
勉強になりました。